『白いブラウスを着た若い女』世界の名画と共に観る服たち -シャイム・スーティン-

 こんばんは。

 

本日は、スタイル提案ではなく

アートの観点から服をみるおはなし。

だらだらと紹介するだけ、ですが、読んでみて。

 

 

 

シャイム・スーティンの『白いブラウスを着た若い女』

 

制作 : シャイム・スーティン(ロシア生まれユダヤ系画家
制作年:1923年
所蔵:コートールド・ギャラリー

 

時を経て少しずつ変化していくが、シャイム・スーティンの画風は表現主義に属する。

 

彼が描く人物たちはメランコリックで

カリカチュアの領域にまで定型化され

胴体は大きく歪み、着衣には対比色が使われている

レンブラント、シャルダン、クールベなどの作品に代表される

西洋の伝統的古典に刺激を受け、形態、色、質感をより重視した個性的スタイルを創造し、

伝統的アプローチと抽象的表現との橋渡しとなる役割を果たした。

 

表現主義(表現派)の美術とは

1900年代前半におこった、画家自身の心の内部の世界、感情を作品に反映させて表現する主義。

外部の世界の印象を描き出す解剖学に基づいた人間の写実性などを重視せず

感情など心の中の様子をモチーフに託して描写するというのが表現主義の特徴だ。

誰もが知るであろうクロードモネなどの印象派(物事の外見的特徴を強調して描写する)とは

対照的な絵画表現の動きだった。

19141918年に第一次世界大戦も起きるなど、世界が不穏な空気に包まれた時代に始まった主義でもある。

英語で見るとさらに深くわかりやすいだろう

 

「印象主義」は Impressionism

「表現主義」は Expressionism

 

意味として


印象「Impression」見たり聞いたりしたときに受ける漠然とした考え、印象。


表現「Expression」感情、精神の表現、現れ。


「印象」は何かを見た時に受動的に感じるコトで、

「表現」は自分が能動的に感じたコトだ。

 

他にも様々の芸術の表現方法はあると思うが、

ファッション、アパレルと同様、絵画にも様々な手法があるのだ。

 

さて、冒頭に

画像を載せた『白いブラウスを着た若い女』

シャイム・スーティンの精神的な状況を表現する能力とその時代を観ることができる。

 

「シンプルな白いブラウス」という服装から見ると

この若い女性モデルは無名の一般市民であり、

描かれた当時の生活の象徴的な心情を表していたのかもしれない。

 

「女性の表情はねじれて歪んだ姿」で描かれいる

一見、題名にある「若い女」から連想はし難い、この女性の弱さや不安定さや失望が見えてくる。

 

「若さ」というのは一般的には、"将来への希望や美しさ"という解釈がが先に立つだろうが。

 

 

 

XICESの白い服は"MILLE"DRESSは

オーガニックコットンのシャツドレス。ここから今回は

シャイム・スーティンの『白いブラウスを着た若い女』を連想してみました。

 

(商品詳細は上記リンクをクリックしてご覧ください。)
チャリティーに参加できるオーガニックコットン生地を使用しています。
お洋服選び、購入するときに
流行りやトレードマークとしてのファッション、
外見を素敵に見せるだけでも、もちろんたのしいですが
実用的な視点だけではなく
チャリティの視点、
アートや表現としての視点から選んだり。

あまりにも受動的な現代で
能動的に動けることはラグジュアリー。
自分の中で辻褄をつくってみたりすることも、
自分だけの思い入れになったり、深みのある愉しさに繋がりますよ。

 

  

Written by 代表/デザイナー 星子

Instagram @seicoxing

コメントを残す